歯科医師が教える緊急時の対策
突然の歯のトラブル…。
「歯が折れた!」「差し歯が取れた!」「歯ぐきが腫れて痛い!」など、歯科のトラブルはある日突然やってくることも。
そんなときに慌てず対応できるように、歯科医師がすすめる“応急処置”の方法をご紹介します。
1. 歯が抜けた・折れたとき🦷💥
▶ 永久歯が抜けた場合
歯を洗わずにそのまま保存しましょう!
◎ 理想は、歯を元の位置に戻してすぐに歯科へ
◎ 難しい場合は、牛乳または生理食塩水に浸けて持参
◎ 歯の根っこは触らないよう注意
→ 30分〜1時間以内に歯科に行けば、歯を元に戻せる可能性があります!
↑こんな専用の保存液もありますが、牛乳や生理食塩水で十分です🥛
2. 差し歯や詰め物が取れたとき🦷🧩
焦らず、取れたものを清潔に保管して歯科へ。
◎ 無理に自分でつけ直さない
◎ 強く噛まないように注意
◎ 食事は反対側でやさしく噛む
→ 取れた状態のままであれば、再装着が可能なことも多いです!
3. 歯が急に痛み出したとき🌀
ズキズキ痛むときは、まず患部を冷やすことがポイント!
◎ 冷たいタオルや保冷剤を頬の外側からあてる
◎ 強い刺激(熱い・冷たい・甘い飲食物)を避ける
◎ 鎮痛剤を飲んでもOK(自己判断での過剰服用はNG)
→ 原因は虫歯や歯の神経、歯ぐきの炎症などさまざま。我慢せず早めに受診を!
4. 口の中をケガしたとき🩸
転倒や事故で口の中を切ったときは、まず止血が優先です。
◎ 清潔なガーゼやティッシュで5〜10分しっかり押さえる
◎ 口を強くゆすがない(血が止まりにくくなる)
◎ 血が止まらない場合や歯のぐらつきがある場合は歯科へ
→ 唇や舌の傷も、縫合が必要なことがあります。
5. 応急処置のあとにすべきこと📞
応急処置はあくまでも一時的な対応です。
痛みが収まったからといって放置せず、できるだけ早く歯科医院へご連絡ください!
まとめ📝
✔ 歯が抜けたら乾燥させず、すぐに保存して歯科へ!
✔ 差し歯が取れても無理に戻さないで保管を
✔ 痛みや出血は、落ち着いて冷やす&圧迫止血を
✔ 応急処置のあとは必ず歯科医院で診察を受けましょう!
いざというときに落ち着いて対応できるよう、家族みんなで知っておくと安心です。
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